今月の主題 血栓症
技術解説
血栓準備状態の検査法
2・活性化血小板—β-トロンボグロブリンと血小板第4因子について
佐藤 マキ
1
,
遠藤 安行
2
Maki SATOH
1
,
Yasuyuki ENDOH
2
1秋田大学医学部第3内科研究室
2秋田大学医学部第3内科
pp.14-19
発行日 1984年1月15日
Published Date 1984/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912091
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β-トロンボグロブリン(β-TG)と血小板第4因子(PF4)は,血小板のα顆粒中に存在する血小板特異蛋白で血小板の活性化によって,循環血液中に放出される.近年,ラジオイムノアッセイ(RIA)法が開発されてからは測定が比較的容易になり,血栓性疾患や血栓準備状態の診断に役だつようになってきた.
本稿では,β-TGとPF4の測定法,測定上の問題点,臨床的意義について解説する.
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