ザ・トレーニング
BASICに挑戦2—ヒストグラムの作成
川上 行雄
1
1慶応大学病院中央臨床検査部
pp.943-945
発行日 1984年10月1日
Published Date 1984/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203176
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数値データの解析においては,基本的な統計量の計算と同様に,データの分布について調べることも大切なことである.
分布を表わす統計量としては,前回も述べた大きさを表わす平均値,最大値,最小値,またバラツキを表わす標準偏差,範囲などがあり,その他にも分布の対称性を表わす歪度や,裾の引きぐあいを示す尖度などがある.分布状態はこれらの数値からもある程度推測ができるが,やはりヒストグラムにして目で確認することが最もわかりやすいようである.
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