自慢の職場
産業医学の分野につくられた新設検査部—産業医科大学病院中央検査部
榊原 博一
1
1産業医科大学病院中検総括
pp.448-449
発行日 1982年5月1日
Published Date 1982/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202504
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1.産業の発展に伴う創立
産業医科大学は昭和47年6月に制定された労働安全衛生法(産業医制度)に基づき,労働環境と健康との関係や,環境と人との係りあいの中で環境改善,疾病の予防,社会復帰などの将来を先き取りした「健康管理」に重点をおいた教育を行い,医学の発展と産業医学の分野に就業する医師の養成確保を図るために設立されました.そしてこの教育病院として,54年7月に産業医科大学病院が開院することになり,現在は3年が過ぎました.
当大学は,"無法松の一生"や"花と竜"そして"青春の門"でおなじみの,北九州は折尾に位置し,医科大学ではかなり広い敷地34万6千m2を有しています.正門から見た大学建物の全景は,しぶいレンガ色をした巨大な軍艦が重なり合ったような形をしており,その重量感に圧倒されます.毎朝"おはようございます"と守衛さんが元気に声をかけてくれます.
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