私の学校
横浜高等教育専門学校 医学技術学科—少人数制における特徴を生かして
太田 明美
1
,
加藤 多紀子
1
,
吉田 秀美
1
1横浜高等教育専門学校医学技術学科
pp.247
発行日 1980年3月1日
Published Date 1980/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202023
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横浜を一望できる閑静な住宅街という恵まれた環境の中にある本校は,医学技術学科のほかに児童科,養護科,保育科が併設されています.本科はほかの科に比べ歴史も浅く,学生数も全体の1割強と少人数(1学年二十数名)でありながら,化学,生理,病理などあらゆる分野における機器・資料が充実しており,更に各先生のきめの細かいご指導により,単に知識・技能の修得にとどまらず,一人一人の個性・才能を伸ばすという教育方針の下で,学生と教務が一体となっているため,ここ数年の国家試験は,100%近い合格率を維持しています.
カリキュラムは1年前期で生物,化学,英語,独語など基礎科目を終了し,後期から2年前期にかけて専門科目の講義・実習をこなすというようなハードスケジュールを経て,9か月間の臨地実習が始まります.この期間は毎週土曜日に登校し,各自学んできたこを報告し合います.この報告会は学校に残った卒業生(我々の先輩)による直接の指導をもって進められます.こうして実習期間中に2年から3年へ,また臨床検査技師としての心構えが徐々に養われてゆくのです.そしていよいよ9月からは,最後の締めくくりとして専門科目の総復習を兼ねた補習講義を受けて,卒業試験,国家試験に臨みます.
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