コーヒーブレイク
言葉の内容と気持ち
I. S.
pp.444
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201849
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会話は人と人との接触なので,ある用件なり,意見なりを伝えるとともに,気持ちを伝える必要がある.例えばアメリカ人にお茶をすすめられて断わるときは,一番短くても"No, thank you"であろう.事実(ノー)とともに感謝の気持ちを加えることは絶対に必要で,相手もそれを当然のエチケットとして期待している."ノー"だけでは異様な,相手に平手打ちを加えたような雰囲気にもなりかねない.
"元気ですか""はい,元気でやっております"というのは日本語では普通の会話であろうが,英語では更に"ありがとう,そちらはいかがですか"に当たる言葉を付けるのが当然とされている.
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