最近の検査技術
ロケット免疫電気泳動法
川出 真坂
1
1岐阜大学中央検査部
pp.915-919
発行日 1978年11月1日
Published Date 1978/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201736
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特異抗血清を含んだアガロースゲルを支持体として抗原タンパクを電気泳動すると,図1に示したような形状の沈降線が現れる.その高さを測って抗原タンパク量を定量する方法をElectroimmunoassayあるいはロケット免疫電気泳動法と言う.沈降線の形状がロケットに似ているので,この名前がつけられたが,この方法を完成した,Laurell1)による正式の名称はElectroimmunoassayである.しかしロケット免疫電気泳動法という名称のほうが好んで使われているので,本稿ではこの名称をロケット泳動と簡略して用いることにする.この方面の綜説はAxelsenら2),河合ら3)が参考になる.
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