知っておきたい検査機器
胃液pHスタット(pH stat)
見山 彰徳
1
1福岡大病院中検
pp.347-348
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201349
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胃液の酸度測定は,古くからTöpfer-Michaelisの指示薬による滴定法が用いられているが,近年,pHメーターなどによる電気的測定法が普及しつつある.日本消化器学会の胃液測定検討委員会も,胃液酸度測定にpHスタットかpHメーターを用い,pH7.0を滴定終末点とする水酸化ナトリウムの消費量で滴定酸度(mEq/l)を表現することを定めている,それとともに測定の精度向上のため,滴定器具にpHメーターや記録計などを組み合わせた電気的装置が市販されるようになった.ここでは,今使用しているpHスタット(平沼製,RTA-101型,図1)について説明する.
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