実習日誌
臨地実習3か月半の時
阿部 倫子
1,2
1群馬大医学部附属臨床検査技師学校
2群大病院中検
pp.32
発行日 1974年9月1日
Published Date 1974/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200559
- 有料閲覧
- 文献概要
臨地実習が始まって3か月半.私たちの学校では3年になると同時に約7か月間の臨地実習にはいります.今,その半分を過ぎて感ずることは,臨床検査は基礎的な知識を土台として臨機応変の態度が必要であり,そのためには専門となる検査についてよく知っているばかりでなく,臨床検査全般にわたって学び知っておかなくてはならない,ということです.
私たちの学校の病院実習は2人または4人ずつのグループに分かれ,群大病院の中央検査部の各部門をローテーションしながら実習しています.実習内容は各検査室の方針に従い計画されたものを行っているので,検査室によってやり方はいろいろです.技師の人たちに混じって毎日の検体を処理したり,患者さんにじかに接して検査してその結果が医師にすぐ伝えられるという検査室もあれば,毎日の検査にはあまり関係なく種々の検査方法を実習する所もあります.どちらにしても学内実習では感じられない緊張感があります.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.