マスターしよう基本操作
ピペッティング—取り扱い方とその注意点
津田 敏子
1
,
春日 誠次
1
1関東逓信病院策2臨床検査科
pp.41-45
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200117
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ピペット操作は化学的な検査を行なうためのすべての基本であると言っても過言でない.ピペット操作が確実でなくては正しい検査結果を得ることは困難である.基本が忠実に守れる習慣がついたうえで,応用動作に移る,あるいは移さなければならないこともあるだろうけれども,これはあくまで基本に立ったうえでの動作であるべきである.
ここでピペットの操作法を写真で示すが,それぞれのピペットのもつ許容範囲の誤差については成書を十分に参照しておいてほしい.また,これらの操作の前提には,ピペットが清浄であるということが要求される.この清浄にすることも正しい結果を得るためにはぜひ必要なことである.
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