増刊号 超音波×病理 対比アトラス
4章 リンパ節・唾液腺ほか
5 悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫)―70歳代男性
介川 雅之
1
,
鈴木 由美
1
,
手島 伸一
1,2
,
田野崎 栄
3
1同愛記念病院研究検査科
2湘南鎌倉総合病院病理診断部
3同愛記念病院血液内科
pp.1043-1045
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104443
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症例の概要
70歳代,男性.右腋窩腫瘤に気づき他院を受診,同部の多発性腫瘤と可溶性IL-2レセプター1,310U/mLと高値のため悪性リンパ腫疑いで当院紹介となった.超音波検査では61×40mmや35mm大の内部が低エコーの腫瘤が数個集簇してみられた.超音波ガイド下穿刺吸引細胞診が施行され,中型や大型の異型リンパ球を多数認め,悪性リンパ腫を強く疑った.35mm大のリンパ節が摘出され,濾胞性リンパ腫grade 3aと診断された.
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