技術講座 病理
DISH(dual color in situ hybridization)法の実際
黒住 昌史
1
1埼玉県立がんセンター病理診断科
pp.308-313
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104229
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Point
●光学顕微鏡でHER2遺伝子の増幅を検索する方法としてDISH法が開発された.
●DISH法では,HER2遺伝子は黒色,Chr17は赤色のシグナルとして描出される.
●ASCO/CAP2013年の基準では,HER2とChr17のシグナル比が2.0以上もしくは2.0未満で,シグナル数が6.0以上の場合に陽性と判定する.
●HER2遺伝子の増幅のある乳癌は種々のHER2標的治療の対象になる.
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