技術講座 血液
in situ hybridization
佐藤 裕子
1
1自治医科大学血液学教室
pp.225-230
発行日 1990年3月1日
Published Date 1990/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900063
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サマリー
近年の遺伝子工学や,細胞遺伝学の目覚ましい発展により,私たちの血液疾患や固形腫瘍についての分子生物学的知識は飛躍的に増大した.また,今後も,新しい癌遺伝子や,疾患の病態に密接に関連していると思われる遺伝子が,次々と発見されていくものと思われる.それにつれ,新しい遺伝子の局在部位を決定したり,特定疾患における当該遺伝子の移動の有無を検討したりする必要性はますます高まっていくだろう.本稿では,その際に,必要な手法であるin situ hybridizationの実験の手技について述べた.
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