増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る
Ⅰ 肝・胆・膵疾患
4 血小板数低下,血液凝固異常および高γグロブリン血症をきたした50歳代の男性《肝硬変》
山﨑 正晴
1
,
福井 博
2
1奈良県立医科大学附属病院中央臨床検査部
2奈良県立医科大学第3内科
pp.891-897
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103671
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Ⅰ.症例
50歳代の男性.吐血を主訴に来院した.
現病歴:飲酒歴が日本酒平均3合/日,30年以上の常習飲酒家であったが3か月前に少量吐血し,それ以後禁酒している.2週間前にも少量吐血した.腹痛はない.
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