技術講座 生理
されど胆囊―2.超音波画像と病理所見
長川 達哉
1
,
宮川 麻希
1
,
奥 大樹
1
,
北川 翔
1
1JA北海道厚生連札幌厚生病院第2消化器科
pp.696-701
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103609
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新しい知見
昨今の技術革新のなかで超音波診断機器もfull-digital化やmulti-focusingの導入により画質の向上が図られ,胆囊疾患のより精緻な診断が可能となっている.臨床的に重要な胆囊病変として隆起性病変と壁肥厚性病変が挙げられるが,これらの鑑別診断を容易にすべくtissue harmonic imaging(THI)機能によるartifact低減,color Doppler imaging(CDI)機能や超音波用造影剤を使用したcontrast-enhanced imagingによる血流動態診断などの新手法も導入されている.
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