今月の表紙
膵胆管合流異常症に合併した胆囊癌
内藤 善哉
1
,
彭 為霞
1
,
上田 純志
1
1日本医科大学 病理学講座(統御機構・腫瘍学)
pp.296
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103113
- 有料閲覧
- 文献概要
【症例の概要】
60歳代,男性.肝機能障害を認め腹部精査施行.腹部造影超音波検査にて胆囊頸部に辺縁不整で不均一に造影される腫瘤を認め,胆囊癌が疑われた.腹部CT検査や内視鏡的逆行性胆道膵管造影(endoscopic retrograde cholangiopancreatography,ERCP)により胆囊頸部の腫瘤とともに総胆管の拡張を伴う膵胆管合流異常症と診断された.術中迅速診断にて腺癌と診断され,胆囊摘出術,肝部分切除術,総胆管切除術およびリンパ節廓清が施行された.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.