増刊号 超音波×病理 対比アトラス
6章 肝胆膵脾
4 膵胆管合流異常症に合併した胆囊癌―60歳代男性
内藤 善哉
1
,
彭 為霞
1
,
上田 純志
1
1日本医科大学統御機構診断病理学
pp.1093-1095
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104459
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症例の概要
60歳代,男性.肝機能障害を認め腹部精査施行.腹部造影超音波検査にて胆囊頸部に辺縁不整で不均一に造影される腫瘤を認め,胆囊癌が疑われた.腹部CT検査や内視鏡的逆行性胆道膵管造影(endoscopic retrograde cholangiopancreatography,ERCP)により胆囊頸部の腫瘤とともに総胆管の拡張を伴う膵胆管合流異常症と診断された.術中迅速診断にて腺癌と診断され,胆囊摘出術,肝部分切除術,総胆管切除術およびリンパ節廓清が施行された.
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