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病理検査における骨髄クロット各種固定液の検討―エタノールの効用
守安 岳征
1
,
森地 久子
1
,
大森 康旨
1
,
西村 知己
1
,
雑賀 興慶
1
,
白瀬 智之
1
,
竹島 通
2
1大津赤十字病院病理部
2大津赤十字病院検査部
pp.268-269
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102773
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はじめに
最近,骨髄疾患の診断精度向上のため,病理検査に骨髄生検(主にクロット)が多く提出されるようになってきた.骨髄組織には,各種細胞系列が色々な割合で混在し,骨髄疾患の鑑別を極めて困難にしている.筆者らは,これら細胞系列を可能な限り判別可能にする精緻な組織標本の作製が最も重要と考え,骨髄クロットの固定とその染色に及ぼす影響について検討した1).
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