特集 拡散強調像:最近の技術動向と臨床展開
乳房の拡散強調イメージング 現状と将来展望
飯間 麻美
1
,
本田 茉也
,
片岡 正子
1京都大学 大学院医学研究科放射線医学講座(画像診断学・核医学)
キーワード:
乳房
,
乳房腫瘍
,
ErbB-2 Receptor
,
診療ガイドライン
,
予測(社会科学)
,
拡散MRI
,
腫瘍微小環境
,
Apparent Diffusion Coefficient
Keyword:
Breast
,
Breast Neoplasms
,
Forecasting
,
Practice Guidelines as Topic
,
Receptor, ErbB-2
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
,
Tumor Microenvironment
pp.1062-1072
発行日 2019年9月26日
Published Date 2019/9/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019368784
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拡散強調像(DWI)は多くの施設でルーチンの乳房MRI撮像に組み込まれており,病変の検出から良・悪性腫瘍の識別,乳癌の治療効果判定予測,予後予測評価に至るまで多くの検討が行われている。DWIは非造影MRスクリーニング法として役立つ可能性もある。DWIの一般的な定量法としてよく知られているADC以外にも,IVIM,非ガウス拡散MRI,DTIなど,さまざまなDWIモデルが検討されている。拡散MRIは造影剤を使用せずとも腫瘍の微細構造や灌流評価を可能にし,診断精度を向上させるとの報告が多数みられ,乳房領域において近年注目を浴びている。
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