技術講座 病理
胆汁の検体処理
青木 裕志
1
,
浅見 志帆
1
,
江口 正信
2
1順天堂大学医学部附属練馬病院臨床検査科
2帝京大学医学部附属溝口病院臨床病理科
pp.17-21
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101962
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新しい知見
胆汁細胞診は胆道系腫瘍の検索には欠かすことのできない検査法である.しかし,検体処理に際し,細胞回収率の悪さと細胞変性が強いことによる診断への影響が指摘されてきた.近年,これら諸問題を改善すべく添加剤の使用が推奨されるようになった.今後多くの施設で添加剤が導入されていくと思われるが,それぞれ細胞の保存性,細胞形態への影響は異なることにも留意する必要がある.
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