技術講座 病理
管状臓器の断端迅速診断標本作製の工夫
高平 雅和
1
1同愛記念病院研究検査科・病理検査室
pp.833-836
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101817
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新しい知見
迅速診断標本作製については近年,クリオスタット,替刃,包埋剤などの改良により以前は作製が困難だった検体でも,比較的容易かつ短時間に薄切標本ができるようになった1~5).しかし,特に管状臓器の断端の迅速診断標本については,いまだ多くの施設で苦労しているようである.当院では凍結を2回に分けて行うことにより良好な薄切標本を作製している.本稿では特に凍結時と薄切時の技術的なコツを中心に解説する.
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