増刊号 包括医療と臨床検査
第2章 各論―疾患の診断治療のために最小限必要な検査
32.貧血
通山 薫
1
1川崎医科大学検査診断学
pp.1133-1136
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101586
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貧血は日常診療の中でたびたび遭遇する症候の1つである.病因は極めて多岐にわたり,それ自体が主疾患である場合もあれば,他の疾患に続発する,もしくは併存症として見つかる場合も多い.そのため貧血をめぐる検査・診断のプロセスは複雑化しがちだが,本稿では包括医療制度への対応に鑑み,貧血の一般的な診療に向けてなるべく効率的なアプローチを前提として,貧血の臨床検査の進めかたを述べてみたい.
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