増刊号 包括医療と臨床検査
第2章 各論―疾患の診断治療のために最小限必要な検査
13.潰瘍性大腸炎―手術なし
遠藤 克哉
1
,
遠藤 到
1
,
樋渡 信夫
1
1いわき市立総合磐城共立病院消化器科
pp.1033-1038
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101567
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
わが国においても,特定機能病院で包括医療が始まった.近い将来には,一般病院にもこの制度が運用されるだろう.これにより,治療に対して支払われる費用は,疾患と重症度によって定額化される.そのため,病院側は入院期間を短縮し,必要最小限の検査や治療で対応するようになるであろう.
本稿では,外科手術には至らない程度の潰瘍性大腸炎症例に対する診断から治療について,包括医療の立場から述べてみたい.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.