私の必要な検査/要らない検査
膵機能検査―臨床医の立場から
西野 隆義
1
,
小山 祐康
2
,
渡辺 伸一郎
2
1東京女子医科大学消化器内科
2東京女子医科大学臨床検査科
pp.519-522
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101439
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はじめに
膵臓の機能診断法には,外分泌機能検査法と内分泌機能検査法があり,外分泌機能検査は,有管法と無管法に分類される.有管法は膵液採取チューブあるいは十二指腸鏡を用いて膵液を十二指腸液あるいは純粋膵液として直接採取し,外分泌能を評価する.一方,無管法は血液,尿,糞便あるいは呼気を用いて膵外分泌能を間接的に評価するものである.
本稿では,現時点において必要と考えられる検査について詳述し,併せて現時点において必要性が低い(施設によっては必要かもしれないが)検査についてふれる.
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