私の必要な検査/要らない検査
脂質検査―臨床医の立場から
稲津 明広
1
,
馬渕 宏
2
1金沢大学医学部保健学科医学検査学講座
2金沢大学大学院医学系研究科循環医科学専攻血管分子遺伝学
pp.271-274
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101359
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日常診療上,リポ蛋白表現型
( WHO, Fredrickson 分類)
診断に最低限必要な検査項目
健康診断や一般初診時に12時間以上の空腹時採血を行い,血清脂質の表現型分類を行う.高脂血症のみならず,低脂血症や低LDL-C(low density lipoprotein cholestrol)血症にも注意する.
1 . コレステロール
2 . トリグリセリド(中性脂肪)
3 . HDL-コレステロール(high density lipoprotein;HDL-C) 低HDL-C血症<40mg/dlを同定するとともに,LDL-Cの計算が可能となる.
低HDL-C血症<40mg/dlを同定するとともに,LDL-Cの計算が可能となる.
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