病気のはなし
悪性リンパ腫
伊豆津 宏二
1
1東京大学医学部血液・腫瘍内科
pp.6-11
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101210
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サマリー
悪性リンパ腫は各種のB細胞リンパ腫,T/NK細胞リンパ腫,ホジキンリンパ腫の総称である.いずれもリンパ球から起こる悪性腫瘍で,化学療法が治療の中心となる.最も頻度の高いリンパ腫であるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma,DLBCL)では抗CD20抗体リツキシマブ併用のCHOP療法(R-CHOP)が最も広く行われている治療である.病期や予後因子によって異なるが,DLBCLの患者のうちおよそ半数以上で治癒が期待できる.
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