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赤痢アメーバの検出と同定のコツ―大腸内視鏡を用いた迅速検査法
大西 崇規
1
1大阪北逓信病院
pp.459
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100016
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赤痢アメーバの栄養型は活発な運動性と胞体内に赤血球を貪食していることが特徴である.至適温度の環境下では赤痢アメーバの栄養型は食物である赤血球を貪食するために活発に運動して移動する.そのような環境を維持しながら鏡検することで,日常使用している生物顕微鏡で迅速に検査が行える.
この方法は,内視鏡的に病巣と思われる部位(図1)から直接生検標本を採取することから,糞便による塗抹法や集シスト法などの検査法より検出率が高い.また,標本がわずかな量であっても遠心沈澱させることで検出率を上げている.陽性の場合であれば検体の受け取りから約15分程度で結果がわかる.
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