異常値・異常反応の出た時・30
膠質反応
畑下 敏行
1
1東邦大・大森病院中検I部
pp.609-613
発行日 1975年6月15日
Published Date 1975/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917696
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現在,臨床化学の分野で,血清膠質反応ほど理解されていないものはないのではないかと思われる.もちろんすべてがそうであるとはいわないが,本来膠質反応が提供してくれうる貴重な情報が極めてわずかな部分のみしか利用されていない現状にもかかわらず,それに気付いていない方々があまりに多いのではないかと思われてしかたなのいである.血清膠質反応とはいかなるものか,今一度原点に立ってみるべきではなかろうか.そしてその後に異常値(異常反応)について考え検討してみたい.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.