臨床化学分析談話会より・35<関東支部>
検査法の新旧交替—膠質反応
中 甫
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1臨床化学分析談話会関東支部
pp.755
発行日 1976年7月15日
Published Date 1976/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917740
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第190回臨床化学分析談話会関東支部例会(1976.3.16)は東大薬学部記念講堂において開催された.今回は"なぜいけないか,本当に必要か"シリーズ(6)で,膠質反応を取り上げた.膠質反応については測定法にまつわる問題点,臨床的意義などがしばしば論議されている.また肝機能検査として数多くの検査を行っている現在,膠質反応は止めてもよいのではないかという声さえある.そこで再びこの問題を取り上げ討議した.話題提供は虎の門病院北村元仕先生,順天堂大学病院林康之先生,指定ディスカッサーは北里大学病院柴田久雄先生であった.
まず初めに北村先生は,測定法上の問題点としておおむね次のようなことを指摘された.
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