特集 リポ蛋白・脂質代謝と臨床検査
11 後天性脂質代謝異常
7.内分泌疾患
石橋 俊
1
,
村勢 敏郎
2
,
高久 史麿
2
Shun ISHIBASHI
1
,
Toshio MURASE
2
,
Fumimaro TAKAKU
2
1東京大学医学部第三内科
2東京大学医学部内科
pp.1576-1580
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917584
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はじめに
後天性脂質代謝異常の中でも,内分泌疾患はさまざまな型の高脂血症を引き起こす.これは,さまざまのホルモンが脂質代謝の多くの調節因子に働いているためである.本稿ではこれらの内分泌疾患に合併する血漿リポ蛋白代謝異常について,その検査成績を中心に紹介する.
表に,代表的な内分泌疾患に合併する高脂血症病型について要約した.このうち,糖尿病と女性ホルモンについては本誌の別項で扱われるので,本稿では割愛した.
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