話題
コレステロールと癌
重松 洋
1
1慶応大・保健管理センター
pp.1530,1536
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917575
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最近,ヒト癌に対するコレステロール(Chol)のかかわりが注目を集めている.特にフラミンガムの疫学調査による,血清Chol濃度の低い群から男性大腸癌の頻度が高いという報告は有名である1).
しかし,癌とCholとの関連については,血清Chol濃度ばかりでなく,食事Cholの影響,Chol代謝産物である胆汁酸,中性ステロールなどの腸管への関与も考慮しなければならない.
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