資料
カウンターフロー遠心による細胞分離装置を用いた単球の分離法と評価について
塩月 一英
1
,
八坂 達臣
1
,
本田 福美子
1
,
横山 三男
1
,
早坂 浩
2
,
永田 和郎
2
,
是枝 正国
2
1久留米大学医学部免疫学講座
2(株)日立工機精機部
pp.337-340
発行日 1985年3月15日
Published Date 1985/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917472
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はじめに
単球—マクロファージ系の細胞は,外来からの異物や微生物に対する防御機能を有するほかに,老廃した自己の細胞や異物を処理する機能がある.また,インターロイキン1やα—インターフェロンなどの生体調節物質を産生し,生体の恒常性を維持するためにきわめて多彩な機能を発揮している.
ヒトの単球—マクロファージ系細胞について,これらの多様な機能を分析するためには,多量の単球を損傷すること無く,生理的な状態で分取する技術を開発することが重要である.
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