グラフ
コイルプラネット型遠心分離器
木村 英一
1
1大阪市大・生理
pp.290-292
発行日 1969年4月15日
Published Date 1969/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906383
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本装置は,遠心沈殿管の長さを数mに延長するため,細長いチューブを,直径6mm,長さ約25cmのガラス棒にコイル状に巻き,これを高速回転盤上に垂直に取りつけ,その中心軸の回りにコイルを低速自転させる二重回転式遠心分離器で,粒子分離,超微量赤血球浸透抵抗,超微量向流分配など,従来の遠心分離器とは全く異なった利用のできるものである.
装置は,昭和41年度文部省科学研究費補助金(試験研究)の援助により試作し,血球浸透抵抗に関しては,昭和43年度厚生省新医療技術研究補助金の援助により,目下臨床的応用を研究中である.
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