座談会
細胞診—その標準化をめぐって
高橋 正宜
1
,
上井 良夫
2
,
天神 美夫
3
,
山田 喬
4
,
田中 昇
5
1中央鉄道病院・中央検査部
2国立がんセンター・細胞検査室
3杏雲堂病院・婦人科
4独協医大・病理
5千葉県がんセンター研究所・病理
pp.958-968
発行日 1974年9月15日
Published Date 1974/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917350
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細胞診の標準化は,その検体採取法,前処理からはじまって細胞学的評価,病変のクライテリアにまでわたる多岐な問題が含まれ,しかも各臓器に言及すると膨大なものになる.また,形態学が主体をなすことで,主観や経験に基づく面も大きく,標準化には多くの問題がある.今回は,総論的な面で標準化のよしあしを含めて検討し,問題点を浮き彫りにし将来の検討の資としたい.
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