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細胞診スクリーニング自動化—画像解析法
上野 哲夫
1
,
池田 栄雄
1
,
田中 昇
1
1千葉県がんセンター研究所病理研究部
pp.561-562
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203075
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子宮癌の早期発見に細胞診が第一次スクリーニングの方法として成果を上げていることは周知の事実で,婦人科細胞診は集検,施設検診を合わせて年間ほぼ350万〜400万件と推定されている.老人保険法が着実に伸びれば,近い将来,年間1,000万件に達すると予想され,細胞検査士が急増してもまかないきれないと思われる.このような大量の検体を処理するには,大部分の陰性例を自動化装置によって,装置が異常と判定した検体を検査士が判定すれば,限られた人員で多数検体の処理が可能となってくる.
細胞診スクリーニング自動化機器の方法には種々あるが,画像解析処理法について述べる.画像解析処理システムの利点は,検体(プレパラート)をそのまま直接顕微鏡下で判定し,保存することができる点である.画像からの特徴抽出によって,多数の情報パラメーターが得られる.また選別された細胞をTVブラウン管に,あるいはプリンターに示すことができるので,モニター上で細胞の解析,判定が可能である.
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