研究
尿蛋白質に関して
遠藤 了一
1
,
筧 佳代子
1
,
菱沼 昭子
1
,
高橋 順子
1
,
石塚 昭信
1
,
鈴木 秀治
1
,
菊池 猪三男
1
1三宿病院臨床検査室
pp.930-932
発行日 1966年9月15日
Published Date 1966/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917054
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はじめに
尿蛋白質定量法については多くの研究者によりすぐれた方法が考案されている。Carawayは直接測定法として5%三塩化酢酸による混濁の420mμ比濁法,三沢,沖中らによる20%スルフォサリチル酸比濁法,Kingsburyclark法,Extonによる硫酸ナトリウム,BPBを用いる方法,この他にHarrison法,末吉法,エースバッハ法などがある。これらの蛋白質定性,定量時における標準混濁液に関しては残念ながら安定性あるものが得られず,5〜10mg/dl程度の判定はきわめて困難である。最近医学書院にて開発中のPSラティックス混濁標準液を入手してこれの安定性などについて検討を加えた。
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