今月の主題 臨床化学とHPLC
技術解説
尿蛋白
越智 正昭
1
,
徳永 賢治
1
Masaaki OCHI
1
,
Kengi TOKUNAGA
1
1愛媛大学医学部附属病院検査部
キーワード:
尿蛋白
,
実用基準法
,
HPLC・紫外部検出法
Keyword:
尿蛋白
,
実用基準法
,
HPLC・紫外部検出法
pp.1304-1308
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903165
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本法は尿蛋白測定の実用基準法として,日常一般法の正確度の評価や常用標準尿(二次標準物質)の検定などの利用目的に作製された方法である.すなわち,ゲル浸透(分子ふるい)クロマトグラフィーの原理に基づき,尿中蛋白と他の成分を分子の大きさで分離した後に,蛋白の基本構造であるペプチド結合由来の吸収(220nm)を検出するHPLC・紫外部検出法である.標準液はNIST7%BSA-SRM927で評定された純度99%HSAを一次標準物質として用いる.〔臨床検査40:1304-1308,1996〕
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