研究
血清鉄,血清銅の簡易,微量測定法
岡本 明子
1
,
茂手木 皓喜
1
1東大病院中央検査部
pp.379-382
発行日 1966年4月15日
Published Date 1966/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917022
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はじめに
血清鉄,血清銅の定量には現在キレート化合物による比色法がひろく行なわれている。キレート剤の種類によってそれぞれ長短はあるが,共通した欠点は反応の不安定なこと,他の物質の妨害をうけやすいこと,試料を大量に要することなどである。これらの欠点を最少限にしたといわれ,バソフェナントロリン,バソキュプロインを使用した簡易測定試薬キットについて,われわれはさぎにその検討成績を報告した。このたびは,さらに簡易化,微量化したと称するSchweizerhall社製のキットを検討する機会を得たので,以下報告する次第である。
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