研究
血清ビリルビンの微量測定法について
川西 孝
1
,
白方 隆晴
1
,
小原 早己
1
,
坂手 倫子
1
,
若林 宣子
1
1岡山県衛生検査技師会ビリルビン研究班
pp.372-374
発行日 1966年4月15日
Published Date 1966/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917020
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はじめに
最近,新生児の核黄疸の早期診断に血清ビリルビンの測定が頻繁に行なわれるようになり,このさい検体は毛細管で採取したきわめて微量(血清0.05ml程度)の血清で測定しうることが望ましく,また成人においても同時に他の肝機能検査を行なうことから,微量(血清0.1〜05ml程度)で測定されることが望まれている。このようなことから,われわれは現在までに発表されている色々な測定法から2〜3の測定法を選び,Evelyn-Malloyのマクロ法を標準として検討を加えた。さらに,ジアゾ反応のさいにしばしば問題となる溶血の影響について検討を試みたのであわせて報告する。
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