Japanese
English
資料
HCV抗体測定上の問題点―特にパラプロテインの干渉時
False-positive Hepatitis C Virus Antibody Tests in Paraproteinaemia
吉木 景子
1
,
西村 要子
1
,
松崎 博充
2
,
山口 一成
1
,
岡部 健一
3
,
土岐 博信
3
,
高月 清
2
Keiko YOSHIKI
1
,
Yoko NISHIMURA
1
,
Hiromitsu MATSUZAKI
2
,
Kazunari YAMAGUCHI
1
,
Ken-ichi OKABE
3
,
Hironobu TOKI
3
,
Kiyoshi TAKATSUKI
2
1熊本大学医学部附属病院輸血部
2熊本大学医学部第二内科
3四国がんセンター内科
1Blood Transfusion Service, Kumamoto University Hospital
2The Second Deportment of Internal Medicine, Kumamoto University Medical School
3Internal Medicine, National Shikoku Cancer Center
キーワード:
HCV抗体
,
PCR法
,
多発性骨髄腫
Keyword:
HCV抗体
,
PCR法
,
多発性骨髄腫
pp.1115-1117
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916880
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多発性骨髄腫患者血清43例中のHCV抗体をオーソ,アボットELISA,カイロンRIBA,アボットinhibition,ダイナボットPHA法の5法でスクリーニングを行い,ELISA法で偽陽性が生じやすいことを確認した.5法とも陽性を示した2例についてPCR法で行った結果,1例のみが陽性であった.このことにより,現在のHCV抗体測定にはまだ特異性において不十分な点が多くPCR法などの確認の心要性があることが示唆された.
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