Japanese
English
研究
HCV抗体陽性検体におけるHCVコア抗原測定法の有用性
Signficance of 2nd-generation HCV Core Antigen in Hepatitis C Screening
太田和 秀一
1
,
浦田 兼司
1
,
緑川 清江
1
,
原田 哲史
1
,
田上 高徳
1
,
長谷川 達朗
2
Shuichi OTAWA
1
,
Kenshi URATA
1
,
Kiyoe MIDORIKAWA
1
,
Tetsushi HARADA
1
,
Takanori TAGAMI
1
,
Tatsuro HASEGAWA
2
1独立行政法人国立病院機構東京病院臨床検査科
2国立国際医療センター臨床検査部
1National Hospital Organization Tokyo National Hospital, Tokyo
2International Medical Center of Japan, Tokyo
キーワード:
HCV抗体
,
HCVコア抗原
,
HCV-RNA定性
,
HCV-RNA定量
Keyword:
HCV抗体
,
HCVコア抗原
,
HCV-RNA定性
,
HCV-RNA定量
pp.679-685
発行日 2005年6月15日
Published Date 2005/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100236
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
〔SUMMARY〕 HCVに感染しているか否かの診断方法は,最初にHCV抗体スクリーニングを実施する.HCV抗体陽性の場合,追加試験としてHCV核酸増幅検査などでウイルスの有無を確認する方法が今までの流れであった.2003年3月に新たな方法として,高感度HCVコア抗原測定法が開発上市され,同年の老人保健事業検診の肝炎ウイルス等実施要領にHCV抗体陽性者に対してHCVコア抗原測定法が導入され,肝炎ウイルス等実施要領のフローチャートも新しく改訂された.
本稿では,病院のルチン検査においても同フローチャートを用いることが実行可能か否かを検証し,実行可能と考えられたのでその有用性について報告する.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.