入門講座 血液
凝血機序
寺田 秀夫
1
1昭和大医学部臨床病理
pp.811
発行日 1967年11月15日
Published Date 1967/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916247
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出血傾向を招来する因子としては,血管,血小板,凝血因子,抗凝血素,線維素溶解現象などの5つのものがあげられ,これらのうちのいずれに異常があっても出血が起ってくる。
しかしこれら因子の唯一つの障害によって出血が起ることは少なく,多くの場合2つ以上の因子の障害による。例えば血小板が高度に減少すると凝血異常や毛細管抵抗の減弱が起ってくる。
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