発行日 1967年6月15日
Published Date 1967/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916156
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四年に一度行なわれる医学会総会が四月に名古屋市で開催されたが,この総会に出席する機会を与えられたことをうれしく思っている。というのは,検査技師の立場で医学の学会に出席するということは,指導者のよき理解がなければ実現しえないからであり,さらに日進月歩の現代の医学の進んで行く方向,それにともなって要求される検査の方向をごく大ざっぱではあるがうかがい知ることができたからである。
東京をたつ時はまだまだコートは手離せないと思っていたが名古屋ははや桜のまっさかりであった。一日の午前中は故勝沼会頭の写真と,名古屋総会の象徴である風見の鳥が飾られた愛知県立体育館での総会の開会式に出席した。内容の面でも参加者の数の面でもはじまって以来のマンモス学会と新聞に書かれていたが,式のはじまる30分前にすでに,会場の1/3の席が全国からあつまった人々でうめられていた。
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