学会印象記
第19回日本医学会総会
宮崎 武夫
1
1京都桂病院中検科
pp.45
発行日 1975年6月1日
Published Date 1975/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200810
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去る4月5日より4月7日までの間,京都において第19回日本医学会総会が開かれた.すでにご存じのとおり,幕開けから医療被害者の会と称する一部グループとの間で壇上でトラブルが発生し,開会式が中断,特別講演が流演となった.
今回の総会でのシンボルテーマは医人の倫理と研究の指標として"生命への畏敬と医学の探究"を掲げ,今さら述べるまでもなく医人であり哲人であるアルベルト・シュワイツァーの思想によりそったものである."生命"これほど大切なものはなく,それを守る医学の進歩は人類の幸福に直結するものであり,今日の医学にあらゆる各度から挑戦したのが医学会総会である.
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