グラフ
血清検査に関係ある動物の注射と採血法
松橋 直
1
1東大血清学教室
pp.105-112
発行日 1966年2月15日
Published Date 1966/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915898
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インスタント化の波は臨床検査の領域にも入りこみ,血清学的検査もその例外でないので,動物を直接あつかうことは非常に少なくなってきている。しかし,検査室が高いレベルを保つためには新しく開発されてゆく検査法についてゆかねばならない。そのためには従来の方法の諸条件の検討,新しい方法との比較検査などをたえず心掛けることが大切である。さらに重要なことは,日常検査の体験,経験の中から新しいものを生み出そうとするたゆまざる注意,努力である。こんなとき,自分で動物を免疫し採血することは,血清学的検査法にたずさわっているものにとって極めて普通なあたりまえの仕事となってくる。こんなことを考えながら,免疫注射,採血などに必要で,もっとも大切なコツと思われるところを写真で紹介することとした。
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