研究
各科領域における細菌感染症起炎菌の薬剤耐性度について
長田 富香
1
,
渡辺 好子
1
,
鈴木 ミサ子
1
1東京女子医科大学病院中央検査室細菌部
pp.154-158
発行日 1965年2月15日
Published Date 1965/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915724
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細菌感染症においては,感染菌の種類により,あるいは抗生剤の侵襲度に応じ,起炎菌の薬剤感受性度は様々な様相を呈し,またその感受性度は抗生剤の使用に伴なつて変化することを予想しつつ治療が行なわれなければならない。そこでわれわれは各科領域における細菌感染症の検体から分離した起炎菌について,昭和33年(1958年)以降38年(1963年)まで同一会社の薬剤感受性ディスクを使用し,常に一定の条件のもとに薬剤感受性検査を行ない,最近数年間における薬剤耐性度の推移について検討した結果を報告する。
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