Japanese
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研究
ヒトα1-ミクログロブリンに関する研究・Ⅵ—ラテックス凝集反応による測定法
Studies on Human α1-Microglobulin Ⅵ. Determination of α1-microglobulin by latex fixation test.
高木 皇輝
1
,
榎本 博光
1
,
伊藤 喜久
1
,
河合 忠
1
Kimitcru TAKAGI
1
,
Hiromitsu ENOMOTO
1
,
Yoshihisa ITOH
1
,
Tadashi KAWAI
1
1自治医科大学臨床病理学教室
1Dept. of Clinical Pathology, Jichi Medical School
pp.1683-1685
発行日 1980年12月15日
Published Date 1980/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915682
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はじめに
新しい血漿蛋白成分の一つであるヒトα1-ミクログロブリン1〜4)(以下α1-mと略)は諸体液中にかなりの濃度で検出され5,6),特に血清及び尿中α1-m測定は腎機能障害程度6,7),更には肝実質障害程度判定の指標とななりうることが強く示唆されており,臨床的分野への応用が期待される8).
現在,我々はα1-m定量法として一元放射状免疫拡散(SRID)法,放射免疫測定(RIA)法及び酵素免疫測定(EIA)法を確立している6,9).今回α1-m測定法として,その特異性,簡便性及び迅速性に優れているラテックス凝集反応(Latex Fixation Test;LFT)を確立したので,その方法について報告するとともに,更にSRID法による測定値との相関についても検討を加えたので報告する.
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