今月の主題 尿中低分子蛋白の測定と意義
性状・測定法・意義
α1-マイクログロブリン
伊藤 喜久
1
Yoshihisa ITOH
1
1自治医科大学臨床病理学教室
pp.863-867
発行日 1988年8月15日
Published Date 1988/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913711
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α1-マイクログロブリン(α1-microglobulin;α1-m)は別名protein HC(human complex forming protein heterogenous in charge)とも呼ばれる,分子量約30000,糖含量20%,特異な物理化学的性状を有し,比較的新しく検査領域に登場した血漿蛋白質である.
α1-mの基礎研究および臨床的意義について,歴史的にその発展を振り返りながら,その成果と,この蛋白質が常に与えつづけている研究課題について概述してみる.
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