Japanese
English
研究
自動白血球分類装置Diff−3システムによる網状赤血球の算定
The Reticulocyte Counting by the Automated Differential Cell Counter Diff-3 System.
木村 潔
1
,
姫井 紀美子
1
,
中尾 初江
1
,
中村 恵子
1
,
中谷 信子
1
,
長瀬 由紀子
1
,
頓宮 弘志
1
,
野勢 康子
1
Kiyoshi KIMURA
1
,
Kimiko HIMEI
1
,
Hatsue NAKAO
1
,
Keiko NAKAMURA
1
,
Nobuko NAKATANI
1
,
Yukiko NAGASE
1
,
Hiroshi TOMIYA
1
,
Yasuko NOSE
1
1倉敷中央病院中央検査部
1Central Clinical Laboratories, Kurashiki Central Hospital
pp.1679-1682
発行日 1980年12月15日
Published Date 1980/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915681
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はじめに
血液形態学検査のための自動白血球分類装置としては,Diff-3システム(Coulter),ヘマトラック(Geome-tric Data),ADC−500(Abbott),ミクロックス(立石ライフサイエンス研究所),LARC (Corning),ヘマログD (Technicon)などがある.これらの装置とにおける白血球分類の基本原理は,映像分析法と細胞化学分析法の二つに大別することができる,このうち映像分析法は白血球のみならず,赤血球や血小板に関する情報も得られる利点がある.Diff-3システムは映像分析法によるものであるが,最近プログラムの改良によって網状赤血球の算定が可能となった.
我々は今回,Diff-3システムを用いて網状赤血球の測定を行い,同時にPappenhcim法やCapirot法変法も実施して,それらとの比較検討を行った.そしてDiff-3システムによる網状赤血球の算定(以下Diff-3法)が臨床検査として十分有用なことを確認したので,ここにその成績を報告する.
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