技術解説
ミニカラムの技術
杉田 収
1
1新潟大学病院中央検査部
pp.1069-1075
発行日 1978年10月15日
Published Date 1978/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914890
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最近のカラムクロマトグラフィーの発達が,生化学の学問分野に大きく貢献したことは周知のとおりである.多くの生化学研究室に大小さまざまなカラムが林立している風景は,その有用性を如実に物語っている.
臨床生化学の分野においても,近年その技術が急速に取り入れられている.とりわけミニカラムを用いた方法が迅速性,検体の微量性の面で多検体処理に適しており,臨床生化学の要求を満たしてくれるため多くの検査室に普及した.ディスポーザブルのミニカラムによるキットが市販されたことも普及した一因と思われる.
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