今月の主題 免疫血液学検査法の進歩
血球膜抗原の検査
赤血球膜抗原の検査
神奈木 玲児
1
,
繁田 勝美
1
,
山肩 葉子
1
,
平島 國美
1
,
日野 明弘
1
,
銭田 晃一
1
Reiji KANNAGI
1
,
Katsuyoshi SHIGETA
1
,
Yoko YAMAGATA
1
,
Kunimi HIRASHIMA
1
,
Akihiro HINO
1
,
Koichi ZENITA
1
1京都大学医学部臨床検査医学教室
pp.606-616
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913662
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近年,赤血球膜の糖鎖性抗原や蛋白質性の抗原の分子生物学的研究が飛躍的に進歩した.このため,赤血球膜抗原の検査も,従来の伝統的な血清学的方法から,分子レベルで抗原を取り扱う時代へと移行しつつある.本稿では赤血球膜の糖鎖抗原の研究の最近の進歩を簡単に述べ,赤血球膜からの糖鎖抗原の検査室で実行可能な調製法の初歩を紹介した.
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